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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第7章 ●ねだる●


五条はいつも通り、少しだけ遅刻してきた。

目が合い、笑いかけて来たけど目を逸らせてしまった。


まともに顔を見られない。


今日は五条の様子が変だった。
先生からすごくおこられてた。


授業が終わって帰ろうとしていたら、夏油が4人で食事に行こうといいだした。

「たまには良いだろう?」

夏油がこういう事を言い出すのは珍しい。

「うん、そうだね。たまにはね。恋、行こう。」

硝子も行きたそうにしている。

「そうね。いいじゃん、行こう。」

私も賛同した。

「いいねぇ、行こう、行こう。」

朝から元気のなかった五条が急に元気になった。


出かける前に建人に電話した。

「今日、みんなでご飯食べに行く事になったの。」

「そうですか。私も今日は灰原と稽古の約束がありますので。」

「そっかぁ、わかった。じゃあ、また明日。」

「はい、また明日。」



4人で近くの中華料理屋にやってきた。

私の隣に五条が座った。

「わーい、何たべよっかなぁ。」

はしゃぐ五条。

「えーっと、とりあえず生ビール。」

お酒を頼む硝子。

「恋、君は何が食べたいのかな?」

夏油がメニューを見せてくれる。

「うーん、そうだなぁ。麻婆豆腐が食べたいな。」

「俺もー。俺も麻婆豆腐たべたぁい。恋、シェアしよう。」

五条が口を挟む。

「いいよ。じゃあ、麻婆豆腐とチャーハンでお願い、夏油。」

夏油に注文を頼む。

「俺もチャーハン食べたい、それと食後に杏仁豆腐も、傑。」

「杏仁豆腐、私も食べたい。」

実は私も甘いものには目がないのだ。

「硝子はビールと何?」

夏油が硝子に聞く。

「じゃあ、酢豚定食。」

「私もそれにしよう。」
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