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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第5章 訝る


「ごめん、悪いけど帰って」

冷たく言い放った。

そしてドアを開けて促す。

「あー、はいはい。帰りまーす。」

五条はそれだけ言って帰った。

ドアを閉め、鍵をかけた。


どうしよう?


五条にキスされた。


アイツは一体何を考えてるんだろう?



「うーん、どうしたものか。」

「どーしよー。」

ベッドに寝転がり、1人悶々と苦悩する。

「やっぱカッコいいんだよ。アイツは。アーッ。」

枕に顔を突っ伏す。


そんな事をしているうち、いつのまにか眠っていた。

「あれ?寝てた。今何時だろ。」

時計を見ると夜中の2時だった。

その時、ドアをノックする音が聞こえた。


「恋、今帰りました。」

「建人!」

急いで鍵を外してドアを開けた。
すると、そこには憔悴しきった顔の建人が立っていた。

「どうしたの?大丈夫?」

建人は何も言わずに靴を脱ぎ、部屋に入った。
そして私を抱きしめた。

「建人?どうしたの?何かあったの?」

「疲れただけです。」

そう言うと彼は私に噛み付くようなキスをした。
そんな事は初めてだった。


その夜は建人主導だった。
彼にしては珍しく、いささか乱暴だった。


それなのに、私の頭の中には五条がいた。


「ごめん、恋。少しやりすぎたようです。」

終わってから優しく抱きしめてくれた。

「大丈夫よ。」

だって頭の中には五条がいたから。

「すみません。今日の任務がハードだったもので。」

「そっか。おつかれさま。」

「私は明日は休みですが、あなたは授業でしょ?少し眠ってください。」

「ありがと。おやすみ。」

建人の腕の中で眠った。



「おはよ。私、そろそろ行くね。朝ごはん出来てるから食べてね。」

「あぁ、すっかり眠っていました。朝ごはん、いただきます。いってらっしゃい。」

「はーい、行ってきまーす。」

手を振って部屋を出た。

一時は五条とのキスの事忘れていたけど、朝起きたらやっぱり思い出してた。

ロビーに来ると硝子がタバコを吸っていた。

「おはよ、硝子」

「おはよー、恋。今日は体術の稽古だってさ。最悪」

「体術かぁ、私も苦手。」 

硝子がタバコを消した。  
そう言えば最近はタバコの匂いにも慣れてアイツを思い出す事も無くなった。

「行こっか。」
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