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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第42章 約束する


超ハイテンションの悟。

「悟……何なの?みんな静まり返ってるんだけど。」

「テンション上げてよ。」

「随分尖ったヤツらしいじゃん。そんなヤツの為に空気作りなんてごめんだね。」

足を組み、ふんぞり返る真希。

「しゃけ。」

真希の言葉に肯定の意思を示す狗巻。

「…………」

パンダは無言。
真希のお目付役なのに。

「ふぅ、まいっか。」

ため息混じりの悟。

「悟、早く呼んであげなよ。」

「わかったよ、恋先生。よし、入っといでー!」

するとガラッと扉が開き、乙骨憂太が入ってきた。

一瞬で戦闘モードに入る真希、狗巻、パンダ。

これが噂の乙骨憂太……ううん、里香ちゃん。

乙骨の背中に大きな呪霊が取り憑いている。
聞いてはいたけど目にするのは初めて。
悟が危険だからって会わせてくれなかったから。

「乙骨憂太です。よろしくお願いします。」

壇上に立ち、挨拶する乙骨。

ケースから呪具を取り出す真希。

口元のネックウォーマーを下ろす狗巻。

パンダ印のメリケンサックを着けるパンダ。

真希が振るった呪具の刃先が乙骨の髪の毛を掠めて黒板に突き刺さり、狗巻は乙骨に近づき呪言を述べる準備、パンダは真希の後ろでファイティングポーズを取ってる。

「これ、何かの試験?」

半泣きで怯える乙骨。

あらら、可愛いじゃん。

「おい!お前呪われてるぞ?ここは呪いを学ぶ場だ。呪われてるヤツが来る所じゃねーよ。」

乙骨に噛み付く真希。
何だか乙骨が可哀想になる。
この中で悟の次に強いのは彼なんだけど。

「日本国内での怪死者、行方不明者は年平均10000人を超える。そのほとんどが人の肉体から抜け出した負の感情。呪いの被害だ。中には呪詛師による悪質な事案もあるけどね。呪いに対抗できるのは同じ呪いだけだよ。ここは呪いを祓う為に呪いを学ぶ都立呪術高等専門学校だ。」
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