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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第41章 ●戒める●


考え込んでたら悟くんにバレてもうた。

「いややわぁ、悟くん。覗きなんて下品な事この俺がするわけないやん。お邪魔したらあかんかなぁ思ってここでじーっとしてたんやないの。」

バレたらしゃーない。
出ていくしかあらへん。

「ここで何してるの?」

俺を睨みつける恋ちゃん。

その目や、俺が求めてたんはそのきっつい目つきや。

「いやあ、相変わらずきっつい目で睨んでくれはるなぁ。ゾクゾクしてまうわぁ。」

「気色悪いこと言わないで。」

キツいわぁ。
まあ、そこがええねんけど。

「ホンマ、お似合いのカップルやなぁ。ところで悟くん、お嫁さん選びはどうなってんの?何も噂聞かんけど。」

わざと挑発してやった。

恋ちゃんは何事もなかったかのようにおにぎりを手に取り、口に放り込んで頬張る。

何や、美味そうに食うなぁ。

悟くんはベンチから立ち上がった。

そして、俺を真っ直ぐに見る。

「直哉、僕たちはそんな安っぽい関係じゃないよ。お前に何か言われたぐらいでどうにもならないから。」

そう言って目隠しをずらす悟くん。
鋭い眼光がこちらを向いてる。

これ以上怒らせたら何されるかわからんな。

おーこわ。

「ごめんやで、悟くん。この通りや。堪忍してください。俺は悟くんと恋ちゃんの味方やし、安心してえな。」

「だって。恋、どうする?」

恋ちゃんの方を伺う悟くん。


何や、やっぱり恋ちゃんの方が強いんかいな。

あの五条悟が女の尻に敷かれてるやなんて。

まあでも、恋ちゃんやから仕方ないか。


「別にどうでもいい。一体何しに来たの?」


ああ、その目で俺を蔑んで!

もっと、もっと見下して!
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