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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第41章 ●戒める●


裏庭へ回り、恋ちゃんを探す。

必死に呪力をたどろうとするも、何も掴めん。

「ホンマにここにおるんかいな。」

しばらくうろうろしていると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「うん美味い!さっすが恋!」

「ありがと。もう、悟ったらほっぺにご飯粒ついてるよ。」

この声は悟くんと恋ちゃんや!


陰から二人を観察する。

ベンチに座っていちゃつきながらお弁当食べてはる。

恋ちゃんは何年経っても全然変わってへん。

昔のままや。

可愛いわぁ。

悟くんは悟くんで相変わらずかっこええし。


声のする方へと近づいていく。

「お口でとってよ。恋の可愛いお口で。」

「何言ってんの?こんなところで。」

「えー、いいじゃあんケチ。」

「だって誰が見てるかわかんないのに。」

「早くぅ。」 

口を尖らせる悟くん。

「絶対やらない。」

「じゃあ、僕が。」

そう言うと悟くんは恋ちゃんのほっぺたにチュッてしはった。

「もう、しょうがないなぁ。」

そして恋ちゃんが可愛いお口で悟くんのほっぺたについてるご飯粒を食べた。


羨ましいやん!

めっちゃええんやん!

俺もあんなんしたい!


「ありがと、恋。」

悟くん嬉しそうやなあ。

別れたって聞いた時は心配したけどまた引っ付いてくれはってよかったわぁ。

俺、恋ちゃんも好きやけど悟くんも好きやねん。

せやけど、真希ちゃんの事は話が別や。

俺に黙って家出るなんて許されるはずがない。


「あれっ?直哉?そんなところで何してんの?のぞき?」
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