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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第39章 ●縛る(夢主の場合)●


最近、悟がいない夜は硝子の家に泊まるようになった。
高専に泊まると建人、猪野、日下部が来るから悟が嫌がって。
硝子もいるのに何かあるわけない。

わがままなんだから。

私はあなたと違って浮気なんかしないよ。

「わかった。後で行くよ。」

「建人はいないよ。」

「恋ちゃんは何でもお見通しだね。」

当たり前じゃん。
何年側にいると思ってんの?

「悟の事なら何だってわかるよ。」

「じゃあ、後でね。」

「うん。早く来てね。」


電話を切ってお酒をひと口飲んだ。

「五条今から来るの?」

硝子が言った。

「うん。早く来てって言ったんだけど眠くなってきた。」

目を擦る。

「いいじゃん、寝ちゃいなよ。五条が来たら担がせるよ。」

「それも、そうだね。」

そして私は目を閉じた。




「う……ん?」

目覚めると隣に悟がいた。
そしてここは悟の家のベッドの上。

ちゃんと運んできてくれたんだ。

そう思うとうれしくなって眠ってる悟の頬にチュッてした。

「おはよ……恋。」

悟が目を開けた。

「ごめん、起こしちゃった?」

「いいよ、可愛いから。」

ニヤつく悟。

「何でニヤついてるの?」

「寝てる時におっぱい揉んじゃったんだ。可愛かったよ。寝てるのにアンアン言っちゃって。」

何なの?このしたり顔。

「それで朝からこんなにしてるの?」

さっきから足に当たってる。

「いや、それは生理現象ってやつで。」

「まあいいや。今日何時から?」

「11時。あーあ、仮病使って休もっかなあ。」

悟は学長のお供で上層部の会合に出席する。

「ダメよ。学長に怒られちゃうもん。」

「だって他の奴らはみんな休みなのにぃ。」

拗ねる悟。
今日から高専は正月休み。
緊急以外の任務もなし。
だけど、悟の休みは明日から。

「よしよし。」

頭を撫でてあげる。
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