第39章 ●縛る(夢主の場合)●
終わった後、夜の露天風呂で綺麗な星空眺めながらまったり。
「もう……恋ちゃんの言葉責めが上手すぎて興奮しちゃったよ。」
せっかく綺麗な空見ながらうっとりしてたのに。
現実へと引き戻すんだから。
「私を仕込んだのは悟でしょ?」
私の青春、この男に染められた。
「そうだけど……七海のとこから戻ってから何気にパワーアップしてない?」
「何が言いたいの?」
「七海に躾られちゃったの?」
泣きそうな顔しちゃってる。
可愛いんだから。
「どう思う?」
「いじわるだね。」
「こんな女に誰がした?」
「僕でした。怒ってる?さっき縛っていじめちゃったから。」
「私にもいじめさせてくれたから許す。」
「そうなの?僕の事好きだから許すんじゃないの?」
本当素直じゃないんだよね、最強男は。
「なあに?言って欲しいの?悟くん。」
好きって言って欲しいんでしょ?
「今日はすごくいじわるだね。」
私の腰に手を添え、自分の方に引き寄せた。
しょうがないから首に手を回してやる。
「いじわるな恋は嫌い?」
自分から先に言いなさい。
「好きだよ。」
はい、私の勝ち。
「私も好きよ、悟くん。」
私からキスしてあげた。
軽く触れるだけのキスを。
「可愛い。食べちゃうね。」
そう言って濃厚な口付けをしてくる。
それと同時に私を持ち上げ、反り勃った自分のモノの上に降ろし、ツプっと入れちゃった。
「ちょっと!」
「うわぁ、生サイコー、気持ちいい。直に感じるよ、恋ちゃん。」
「もうっ、バカァ……ンンッ……」
「ごめん、あまりに可愛くてつい……最後までしないから許して。」
まあ、対処はしてあるから大丈夫だけど。
薬飲んでるからね。
結構前から硝子に処方してもらってる。
夏油に襲われたし。
こんな風に時々生で入れちゃう人もいるし。
万が一があっては困る。
正直この先どうなるかわかんない。
そんな状況で母のようにはなりたくないから。
悟に言った事はないけれど。