第39章 ●縛る(夢主の場合)●
これってダイヤ?
キラキラしてる。
高そう。
超高級ブランドのダイヤのピアス。
マフラーの10倍以上するんじゃ……
マフラーなんて二つ合わせても10万いくかどうかなのに。
今までのプレゼントの中で1番高価だ。
ピアスつけてもらおうとしたら耳たぶ舐められた。
殺菌だって。
逆に変な菌がつきそう。
「分不相応じゃない?」
私なんかにもったいない気がしてきた。
「大丈夫だよ、恋。おいで。」
両手を広げる悟。
勢いつけて飛びついた。
大好き。
「また縛っちゃってもいい?」
耳元で囁かれる。
そうは問屋が卸しません。
「ダメ。今度は私が縛ってあげる。」
あなたはもう、私の物。
パーカーを脱ぎ、悟を素っ裸にしてお布団に正座させて手首縛ってあげた。
サングラスを外して綺麗な瞳を見つめる。
吸い込まれそう。
それから耳たぶを舐める。
「殺菌。」
「意地悪だね。」
「いじめて欲しいのぉ?」
耳元でいやらしく囁いた。
「うん……いじめて……」
「うん?」
そこは敬語じゃないと。
「ごめんなさい……イケナイ僕をいじめてください。」
「いい子……いっぱい愛してあげる。」
耳元で囁いて舐めて。
熱い吐息を吹きかけて。
首筋を舐めて広い肩にキスをして。
膝に跨がれば下から硬いものが当たってる。
「ヤダ、いじめられてるのに勃っちゃったの?へんたぁい。」
言葉で責めながら乳首を摘む。
「あっ、恋……」
「恋?」
呼び捨てなんて許さない。
「ごめんなさい……恋ちゃん……」
「乳首痛いのに感じちゃうの?」
「はい、僕……痛いのに感じちゃいます」
どうしよう……
超可愛いんですけど。
「最強なのにいじめられて感じちゃうの?」
立ち上がり、足で硬くしてるモノを突いてやる。
「あっ、恋ちゃん……」
それじゃわかんない。
足の指で上下に擦る。
「どうしたの?」