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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第4章 ●気になる●


ひと月後、俺と恋の2人での任務があった。

俺の仕切りで恋を裏に回らせた。

失敗だった。

一緒に行けば良かった。

強い呪力を察知して壁を壊しながら進むと、話し声が聞こえた。


エロいなぁ、早く僕とイイ事しようだとぉ?


それは俺も交ぜてもらわないと。


最後の壁を壊すと、恋はやっかいな呪霊に馬乗りになられていた。
すでに、左肩を出しており口の辺りは血で汚れていた。


確かにエロいかも。


喉元まで出かかったけど我慢した。


「何だ?お前。男はいらない、お姉さんだけでいい。」


よく喋る呪霊だ。


足の間から変なもん出しやがって。


とにかく喋って俺の方へ注意を向けさせた。
そして恋を避けさせて祓った。


やっぱ俺最強だわ。


「すごい!」

恋が褒めてくれた。
こういう感じが久しぶり過ぎてちょっと嬉しかった。
照れ隠しのため、恋抱き上げた。
抱き上げた瞬間、左胸に目がいく。
白い肌に這う紅い蛇、チラリと見える黒いチューブトップ。


ヤベェ、エロい。


戸惑う恋に言った。

「イケナイ事しそびれちゃったからこのぐらいさせてよ。」

言ってから後悔した。


俺はなんてことを言ってるんだ。


恋を抱いて車の方へ歩いていく。
すると、コイツの心臓の鼓動が俺にも伝わってきた。
緊張してるのかと思うとこっちまで恥ずかしくなる。


「心臓バクバクじゃん。七海には黙っといてあげるよ。俺に抱かれてドキドキしてたこと。」

耳元で囁いてやった。
すると、顔を赤くして言い返して来た。

「あんまりイジメないでよ。」


イジメないでって…


その言葉に俺の息子が反応した。


ヤバッ、こんなとこで。


煽るんじゃないよ。


「ふうん。そう来たか。お前、結構煽るよね。」

精一杯強がってみた。
恋を車に乗せた後は何も話せなかった。
アイツを見ないようにするため、わざと助手席に乗った。
とにかく恋以外の事を考えていた。
傑の事とか、スイーツの事とか。

高専に着いてからすぐに車を降りてトイレに駆け込む。
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