第38章 ●縛る●
「すっごいぬるぬるだよ。ちょっと待っててね。」
ズボンのポケットに入れてあるゴムを出してつける。
「はやくぅ。」
後ろを見ながら悩ましい声を出す恋。
そんなエッチなおねだりされたらたまんないよ。
「もう、おねだりしちゃって。本当可愛いんだから。」
「早くぅ、おねがぁい。」
「わかったよ。あげるからね。」
腰をもち、下着をずらして僕のおっきいのを入れてあげた。
「アアン……」
可愛い声。
「恋の中あったかくて気持ちいいよお。」
「さとるぅ、ンッ、アアッ……」
恋の声に煽られてスピードを速める。
パンッ、パンッと肌のぶつかり合う音が聞こえる。
色んな女を知ってるけどやっぱりこの子は最高。
「恋、好きだよ!世界で一番愛してる!」
「ンッ……ンンッ……」
「ごめん、僕もうイクね……」
「いいよ、イッて…………」
「イク、ああ、イクよ……恋!」
早々にイッてしまった。
だって気持ちよかったんだもん。
「ごめんね、1人で気持ちよくなっちゃって。」
後始末しながら謝ったけど、返事がない。
「恋?」
布団に突っ伏したままで何も言わない恋。
「どうしたの?恋ちゃん?」
僕だけイッちゃったから怒っちゃったのかな?
恋の側に寝そべって顔を覗き込んだ。
「えっ?どうした?どこか痛いの?」
シクシク泣いてる恋。
「痛くない。」
「じゃあ、何?」
「何となく悲しくなっちゃっただけ……」
「何となくって……何?」
「あまりにも色々ありすぎたから。」