第37章 ●委ねる●
「待てない。だって恋ちゃんが他の男と楽しそうに話すから僕やきもち妬いちゃったんだ。」
「友達の彼氏なんだから楽しく話すでしょ?普通。」
「それでも嫌なの。」
「わがままだね、悟は。」
「食べちゃっていい?」
「いいよ。」
「ありがとう。」
抱き上げられたまま、布団が敷いてある部屋に連れていかれる。
ゆっくりと降ろされて帯を解かれた。
「うわぁ、恋ちゃんノーブラなの?エッチだねえ。」
「わざとだよ。」
「僕のために?」
「うん。」
着物をはだけさせ、足を撫でられながら胸を舐められる。
「ンッ、悟……エッチ……」
「エッチだよ、僕は。」
「アアッ、ヤダァ……」
耳を甘噛みされながら下着に指が食い込む。
「もう濡れちゃってる。」
「らめぇ……」
下着を脱がされ、中へ指が入ってくる。
「すごいトロトロ……僕も元気いっぱい。」
片方の手で私のイイところを攻めながら右手で自分のベルトを外す悟。
片手だから上手くいかない。
仕方ない、いっちょ手伝ってあげますか。
「脱がせてあげようか?」
見ててもどかしくなっちゃった。
「いいの?」
「うん。」
体を起こし、悟の前へ。
「悟くん、お洋服脱ぎましょうね。」
「お願い……恋ちゃん。」
「脱がせてあげるからお利口さんにしててね。」
「はーい。」
嬉しそうな顔しちゃって。
大人しくなった悟くんの服を脱がせてあげた。
そしたら気持ちよくしてだって。
自分が食べちゃうって言ってたくせに。
しょうがないから私が食べちゃおう。
後でいっぱいわがまま言ってやろう。
最高のクリスマスになりそう。
悟に委ねてよかった。
大好きな悟に……