第37章 ●委ねる●
「可愛い♡自分で入れてごらん。」
下着をずらし、ゆっくりと腰を落とす。
「ンンッ、アアンッ……」
「ああ、メイドちゃんの中あったかくて超気持ちいい。」
「ご主人様のも硬くてしゅごい……いつもより感じてらっしゃるの?」
「ごめんねメイドちゃん、僕本当にもう無理だよ。」
「えっ?ちょ、ちょっと、ご主人さまぁ!?」
私を押し倒し、激しく腰を打ちつけ始めたご主人様、
「ハアッ、ハアッ、ごめん、可愛すぎてもう無理……ああ、可愛い!」
切ない声を出されるご主人様。
「ご主人様の好きになさって…….」
何も見えないけど今ご主人様はきっと泣きそうな表情をなさっているんだろうな。
「最高の女だよ……あっ、スゲェ、メイドちゃあん……」
「ンッ、アアン、ご主人さまぁ……」
「ごめん、もう無理……イクよ!恋、愛してるよっ、恋!」
ご主人様は私の名前を叫びながらイッてしまわれました。
「ご主人様、しゅごかったです。」
私の体に覆い被さるご主人様の大きな背中を撫でて差し上げる。
「メイドちゃん……想像よりもずっとよかったよ。」
「それはよろしゅうございました。」
「ごめんね、目隠し外してあげるから。」
シュルッという音と共に目を隠している布が取られた。
視界が明るくなると同時に悟の顔が近づいてきた。
「愛してるよ。」
好きな声。
そしてキス。
「ンッ……あたひも……」
「私もなあに?」
唇を離し、見つめられながら聞かれる。
「愛してるのッン……」
言い終わると同時に熱い抱擁。
「メイドちゃん超可愛い。」
「もっと……」
「もっと何?」
「もっと強く抱きしめて……」
「はいはい、メイドの格好してても恋ちゃんはわがままっ子だね。わがままメイドか……それもいいな。」