第37章 ●委ねる●
姿見の前で豹柄の下着を脱ぎ捨て、下着、ワンピースを身につける。
ワンピースの胸元が開いてるから白いフリフリのブラが丸見え。
ワンピースは裾がフリフリで丈が短く、腰から下がふんわりしてるから中のフリフリ下着が見えちゃいそう。
その上から白いエプロンをつけると胸元が少し隠れた。
最後にカチューシャを着けるとメイドコスプレの完成。
「ハア……」
思わずため息を吐いた。
だってこの服、サイズぴったりなんだもん。
「恋ちゃーん、出来た?」
「寝室でーす!お待たせしました、ご主人様♡」
大好きな悟のためだもんね。
「うわ……マジかよ……」
メイド姿の私を見て息を呑むのがわかった。
「何?変?」
「ううん、超可愛い♡」
「光栄にございます、ご主人さまぁ。」
ベッドの縁に腰掛けたご主人様。
ワンピースの裾を持ち上げてお辞儀した。
「可愛い可愛いメイドちゃん、おいで。」
嬉しそうな顔。
「かしこまりました、ご主人様。」
ご主人様の前へ行く。
「可愛いくてエッチでもう最高……向こう向いてよ、メイドちゃん。」
「はい、ご主人様。」
後ろを向くと私のお尻を撫で始めるご主人様。
「可愛いお尻。」
「ンンッ、ご主人さまぁ……エッチ。」
「ご主人様はエッチだよぉ……うわぁ、可愛いパンツだね、リボンがついてる。」
「ご主人様、らめぇ……」
太ももに下を這わすご主人様。
「サイズぴったりだね。作らせた甲斐があったよ。」
「やっぱり。ぴったりだからそうじゃないかと思ったの。」
「こらこら、ちゃんとメイドちゃんになっててよ。」
「申し訳ございません、ご主人様。」
「いい子だね。ご褒美あげよう。」
エプロンの紐を解かれる。
そして、ご主人様は自分用の目隠しを私に巻きつけた。
「ご主人さまぁ、真っ暗です……」