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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第37章 ●委ねる●


悟が私を見つけてくれた。

高専に戻って硝子の治療が終わてから猪野と日下部、それに建人が様子を見に来てくれた。

「建人……ごめん。」

建人の顔を見た途端に涙が溢れた。

「いいんです。謝るのは私の方ですから。」

すごく複雑な気持ち。
夏油が動かなければ悟とよりを戻す事はなかったし、私と建人が別れる事もなかった。

運命のイタズラ?

それにしてはイタズラの域を超えてる気がする。

「恋ちゃん!ごめんね。」

猪野も私と一緒に泣いてる。

「謝らないで猪野。強くなれ。」

喝を入れてやった。

「はい!」

「恋、飴食うか?」

「うん、ちょうだい。」

「ほらよ。」

日下部に飴をもらった。  
流石に今日はセクハラしなかった。



その後、悟にめちゃくちゃにしてってお願いした。

肌に残る夏油の感触を消し去りたかったから。

昔、夏油に襲われたあの時より強くなった。

私は壊れてなんかない。

ただ、感触を消したかっただけ。


また上書きしてもらった。
大好きな悟に。

冷たい体が熱を帯び、乾いた心が潤ってゆく。
悟に愛され私は更なる高みへと昇る。

ソファでまどろむ2人。

「ねえ、あれ着てよ。」

小声でねだられる。
あれ以来、コスプレにどハマりした悟くん。
私の部屋にまで持ち込んでる。

「あれを?今から?」

「うん。恋なら絶対似合うはず。」

「着るところは見ないで。」

「うんっ!」

クローゼットの中からコスプレグッズが入ってる箱を出す。
蓋を開けると1番上には白いカチューシャがあった。
そして、その下には白と黒のレース&フリフリのセクシーな下着。
それから白のフリフリエプロン。
胸元が大きく開いた黒のフリフリワンピース。
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