第33章 ●観念する●
「あんまりジロジロみないでよ、恥ずかしい。私、老け顔なんでしょ?こんなの似合うわけないじゃん。」
「それが似合うんだよ。ちっちゃいから……ねえ、ちっちゃい恋ちゃん、悟お兄さんにチューしてよ。」
唇を尖らせる悟。
ソファに片足をあげて悟の方を向いた。
「悟お兄さん、本当はロリコンなのぉ?」
悟の首に両手を回し、顔を近づける。
こうなったらとことん付き合ってやるか。
「そうなの。僕、ちっちゃい子が好きなんだ。」
「チューして欲しい?」
「早く、可愛いお口を僕にちょうだい。」
ゆっくり近づき、悟の下唇をハムってしてあげた。
「あーもう、たまんない。」
「ンンッ!」
私の腰に手を回して更に引き寄せ、必死に唇を貪り始めた悟。
ひとしきり味わうと、今度は首に吸い付いた。
「悟お兄さん、エッチ。」
「いけない子だね、そんなエッチな体して。」
「ごめんなさい。悟お兄さん、許して。」
「お仕置きしちゃおっかなあ。」
「ヤダァ……アァン、らめぇ。」
首すじに吸いつきながら胸を揉みしだかれる。
「ノーブラじゃん、ほんと、エッチな子だね……ああ、可愛い。チューして、恋ちゃん。」
「お仕置きしてるのにおねだりしちゃダメでしょ?」
「だって、欲しいんだもん。」
「わがままだね、悟お兄さんは。ほら、お口ぺろぺろしてあげるね。」
悟の唇を舐めてあげた。
「ベロだして、悟お兄さん。」
言われた通りに舌を出す悟。
その舌の先を私の舌先で舐めてから、口に含む。
「んんっ。」
悟の喘ぎ。
「ふふっ、悟お兄さん、大好き。」
舌を離し、抱きついて耳元で囁いた。
「ごめん、恋ちゃん。もう我慢できない。一回入れさせて。」
さっきから太ももの下に硬いの当たってるからそろそろだとは思ってた。
「いいよ。」
言い終わると同時に悟が立ち上がり、私を抱き上げた。
ベッドに優しく降ろされる。
「そのままで待ってて。」
「はーい」