• テキストサイズ

流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第33章 ●観念する●


「私、一生独身でもいい。」

「僕も、お前以外の女とは結婚しない。」

「悟はダメでしょ?後継ぎ作らなきゃ。」

「僕の子供に僕みたいなのが生まれる可能性は低いよ。だって数百年に一度の確率だよ?僕みたいなのはそうそう生まれるもんじゃないの。もし、僕が一生独身なら五条家は血筋の誰かに継がせるよ。術式継いでるだけのヤツなら他にも大勢いるから。」

「そう……なんだ。」

「御三家の当主なんて本妻以外に側室いるの当たり前だし、当主以外の男だって外で女囲うのなんて当たり前の世界だからね。みんな術式残す為に子供作りまくりなんだよ。だから、当主候補なんてわんさかいるって事。」

「悟……っもそうするの?だから……っ、色んな女とヤッてるの?」

一度止まってた涙がまた溢れ出た。

「違うよ!僕は恋一筋。もう、浮気しないから。恋じゃないと勃たないし。」

「嘘ばっか。」

「本当だよ。昨夜言ったこと覚えてないんだね。だから紐パンなの。あれ穿いたところ写真撮っておかずにしようと思って。」

「そう言えば昨夜そんな事言ってたような気がする。」

すると悟は私から離れ、その場に膝をつき土下座した。

「恋、本当にごめん。この通り、許してください!それから、僕とまた付き合ってください!」

額を床に押し付ける悟。

「ヤダ!やめてよ!」

「OKしてくれるまでやめない。」


わがままなんだから。


膝をつき、悟と目を合わせる。

「もう……わかった。私でよければ喜んで。」

「ありがとう、おいで。」

あぐらをかき、両手を広げる悟。

近づくとひょいと持ち上げられ、足の間に座らされる。

「悟、あったかいね。」

「寒いの?」

「ううん、平気。」

「実はさあ、恋に着せたいものがまだあるんだ。」

「ハァ?」

「いきなり全部渡したらひかれると思って。」

「もう十分ひいてるけど。」

「昨夜はあの紐パン穿いてくれたのに。」
/ 417ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp