• テキストサイズ

流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第32章 ●逸る●


「何で?」

そうきたか。

「すべすべで触り心地良さそうだから。」

「お尻だけにしてね。」

「うん。」

久しぶりの感触。

恋のお尻を撫で回す。

痴漢の気持ちが少しわかる気がした。

こんなお尻が眼の前にあったら触っちゃいそうになるよな。


「相変わらずいいお尻だ……恋、少し痩せた?」

僕の膝の上で寝た時に肩を撫でて気付いた。

こんなに骨張ってたっけ?って。

それに腰のあたりの骨も  
前より浮き出てる気がする。

「最近、忙しかったから。」

「僕と別れたストレスで痩せちゃった?」

「そうかも、悟のせいだよ、フフフ。」

「酔ってる?」

「うん!酔ってる。えへっ、えへへへ。」

酔うと笑い上戸なんだよな。

「可愛いね。」

「せっかくいい感じだったのに笑われたらムードもへったくれもない?」

僕の思ってることをそのまま言ってくれた。

「うん。ムードもへったくれもないね。」

「フフフッ、ワザと。」


恋の顔の数センチ手前まで近く。

「僕も酔ってるみたい。」

「近……い。」

「ダメ?」

話してるだけで今にも唇が触れそうな距離。

「ダメ、離れてよ。」

至近距離で動く恋の唇が美味そうに見える。

だけどグッと堪える。

キスして泣かれたらまた凹むから。

「わかったよ。」

寂しい気持ちを押しやり離れる。

その代わりにお尻を撫でる。

いやらしく、ゆっくりと。

ソファを降り、お尻の近くへ顔を向ける。

「ちょっ、とヤダァ。」

「じっくり見させて。」

お尻を撫でながら反対側の指でふくらはぎをなぞった。

「くすぐったい……ンッ!」


おいおい、そんな声出されるとヤバイよ……


ふくらはぎから太ももへ。

ぷにぷにの太ももを指でツーっとなぞる。

「ンンッ、ちょっとヤダァ。」

「くすぐったいの?」

「うん。」

振り返る少し涙目の恋。


堪んないね。
/ 417ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp