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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第31章 涙する


起こさないように静かに部屋を出て帰宅した。



そして、現在に至る。

「今日の授業は体術でーす!」 

悟は放っておいて授業を始める。

「恋先生!五条先生とより戻したんですか?」

生徒の1人に質問された。

「ちょっと、何言ってんの?」

「だって先生、七海さんと別れたんでしょ?五条先生が言ってましたよ。七海と別れて自分のところに帰ってきたって。」

「ちょっと!五条先生!?」

悟は武道場の隅で居眠りしてた。

「ん?何?」

「生徒に嘘言わないで。」

「いずれそうなるんだからいいじゃん。」


コイツ、何言ってんだろ?


その時、私の中で何がが切れる音がした。

「とりあえず見本見せるから、五条先生相手して。」

「はーい!喜んで!何の技?」

「ひ・み・つ♡」

「秘密なの?楽しみ。」

私の正面でニヤニヤしながら立ってる悟。

「みんな、よーく見ててね。」

勢いをつけて飛び上がり、悟の首に右足を回す。

「ワォ!下着見えそう!」

「これ、ロングスカートに見えるけど実はパンツ。だから中は見えませーん。」

「でもいいや、太ももやらかいから。」

悟の首に足をかけてぶら下がったまま説明を続ける。

「この状態で左足も巻き付けてモモに力を入れて絞めまーす。」 

説明した通りにする。

「おい、ちょっと本気で絞めんな。」

「思い知れ!クズ男!」

「ギブ、ギブ!」

手で私の足を緩めようとする悟。

だけどそんな事はさせない。

髪の毛を掴んで下に向けて引っ張ってやる。

「いたたたたた!」

倒れ込む悟。

私が頭を打たないように後頭部に手を当ててくれる。

本当、私には優しいんだから。

「倒れると絞めやすいでーす。」

更に力を入れて絞めた。

「恋先生!五条先生落ちてますよ!」

近くにいた生徒が叫ぶ。

そういえば私の足を掴んでた手が外れていた。

力を緩め、サングラスをズラすと白眼を剥いてる悟。
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