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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第4章 ●気になる●


「そう。わかった。」

そう言うと硝子はタバコを灰皿に押し付けた。
その時、廊下の方から声が聞こえた。

「俺たちも朝ごはん食べたいなぁ。」

五条だった。

「何厚かましい事言ってるのよ。」

硝子が怒る。

「だってー、オールで遊んでたからお腹すいちゃったんだよ。なぁ?傑」

「悟、いくらなんでも厚かましいよ」

後ろから夏油が現れる。

「エエーッ。ダメなのぉ?何で?いいじゃん、恋。お願い。」

五条が私に近づいて懇願してきた。
 

ち、近い。


「…い、いいよ、別に。材料はあるから。」


思わずOKしてしまった。
五条からはバニラのような甘い香水の香りがした。


「やったー!わーい。」

子供の様にはしゃぐ五条に自然と笑みが溢れる。

「悪いね、恋。七海に怒られないかな?」

夏油が申し訳なさそうに言った。

「さっきの話聞いてたんだ。」

苦笑いする私。

「悪い、聞こえてしまったんだ。」

そう言って夏油は笑みを浮かべた。

「そういえば大丈夫なの?こいつらにあんたの手料理食べさせて。七海ブチ切れんじゃない?」

硝子が心配そうに言った。

「大丈夫よ。建人はそんな小さい事で怒ったりしないから。」



こうして私たち4人は私の部屋で朝食をとる事になった。


「硝子、コーヒーお願い。」

料理をしている間、硝子にコーヒーを淹れてもらう事にした。

「了解。夏油はブラックで、五条は砂糖何個?」

「10個。」

私は耳を疑って聞いてみた。

「10個?五条、それ何かの冗談?」

「いつもこうよ。」

硝子が平気な顔で角砂糖をカップに放り込んでいる。

「俺ってさぁ、頭使うんだよね。頭使うと甘いもの欲しくなるから。」

五条が真面目な顔で答えた。




「はーい、お待たせ。」

トースト、スクランブルエッグ、味噌汁の朝食が出来上がった。

「美味そう。」

五条はそう言うなり、スクランブルエッグを口にかき込んだ。

「悟、そんなにいそいで食べると喉につめるよ。」

夏油がたしなめる。

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