• テキストサイズ

流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第30章 ●慮る●


「いっぺん始まりに戻れ。世の中何でもお前の思い通りになると思うたら大間違いじゃ。」

「恋ちゃんブチ切れちゃってますます嫌われちゃうじゃん。始まりどころかマイナスだよ。」

「早い方がまだ傷は浅い。それに、あの子の事じゃから薄々感づいてはおったじゃろ。」

「マジで……」

「お主、五条悟のくせしてそんな事もわかっとらんのか?まだまだ青いのう。わしはお主が無理を通そうが御三家の誰を殺そうがどうでもよい。御三家上等じゃ!五条悟よ、もう一度恋を本気で惚れさせてみい!結婚の話はそれからじゃ。」

「わかったよ、おばあちゃん。」

そして、おばあちゃんは蛇を戻した。



急いで高専に戻り、愛しの恋を探す。

「硝子、恋どこにいるか知らなーい?」

硝子の所へ行った。

「あ、史上最悪のクズ男だ。」

タバコをふかす硝子の隣に和くんが立っていた。

「五条くん、やっと来たね。」

和くんもタバコを吸ってる。

「アンタはほんっとうにクズだね。酷すぎだよ。恋が可哀想、色んな奴に振り回されて。五条、和くん、七海、鬼ババア。」

硝子が言った。

「そうだよ、建人がねえ。アイツが他に女作るとはね。」

和くんがタバコを消しながら言った。

「アンタが偉そうに言うなよ。」

和くんを睨む。

「とにかく恋は自由だ。じゃあ、俺は帰るよ。愛しい妻と息子が待ってるからね。」

そう言うと和くんは部屋から出て行った。



「まさかアンタが他にもヤッてたとは。」

硝子がタバコを灰皿に押しつけながら言った。

「マミちゃん以外は一回きりだよ。」

「あのねえ、一回でもヤったら浮気なんだよ。」

「恋は?」

「あの子、勘づいてたみたいよ。」

「どこに行った?」

「さあ?」

「頼む、教えて。」

手を合わせて頼み込む。
/ 417ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp