第28章 ●見縊る●
「はい。」
素直な人。
パンツを下げると硬くなったモノが飛び出る。
その硬く反りたったモノに手を添えてを咥え、上下に動く。
「ああっ。」
私の頭を押さえ、喘ぐ建人。
「ああ、イキそう、あ、ああ、イク……」
口の中に広がる独特の味。
「ンン…」
喉を鳴らしてそれを飲む。
「ありがとう。何か飲みます?」
しゃがみ込み、私を抱きしめる素敵な男。
「お酒飲みたい。」
「わかりました。」
立ち上がり、服を治してお酒の支度をはじめる建人。
その間にさっきの洗い物の続きをした。
「梅酒でいいですか?」
「うん。ソーダ割りで。」
洗い物を済ませ、ソファに座って梅酒を飲む。
建人はウイスキーを飲んでる。
「お洒落だなぁ。硝子とは大違い。」
「家入さんはアルコールさえあればどこででも飲めますからね。ある意味すごいです。」
「確かに。この間なんてウチで料理酒飲もうとしてたんだから。」
「あの人らしいです。」
「今頃きっと3人で酒盛りしてるよ。」
「伊地知くんと五条さんですか……」
「うん。」
「五条さんとはどうですか?」
「ど…うって?」
少し声が上擦った。
「あの人、あなたの事諦めてないんじゃないですか?」
「どうしてそう思うの?」
「私がそうだったからです。」
「建人………」
「おいで。」
膝の上に座り、彼にしがみつく。
「ベッドへ連れて行ってもいいですか?」
断りを入れるところが彼らしい。
「うん。」
持ち上げられ、運ばれる。
優しくベッドへ降ろされて。
キス、キス、キス、キスの嵐。
おでこ、目、鼻、口、耳、首、鎖骨。
ファスナーをゆっくり下ろし、胸元へ。
「ノーブラなんですね。」
今日の下着はTバックだけ。
「うん。」
「エッチな子だ。」
「フフ、わざとだもん。」
彼のシャツのボタンを外し、広い胸を晒す。
「私エッチな子だから、キスマークつけてもいい?」
「どうぞ。」