第3章 ●愛する●
ピンクの下着に手を当てると、もうぐっしょりと濡れていた。
「すごく、濡れてます。」
下着を脱がせ、指一本を中に入れる。
「アァ、ヤダァ、そこらめぇ。」
すぐさまいいところを探り当て、指を2本に増やしてそこを攻める。
「アァ、ンッ、ヤダァ。」
可愛い声でよがる恋。
その声を聞いて再び主張した自身。
「けんとぉ、もぉダメぇ、建人のちょうだい。」
可愛くねだられては私も我慢はできません。
「わかりました。」
そう言って指を抜き、ゴムをつけて自分自身を濡れそぼった彼女に入れた。
「あぁ、いい。」
思わず声が出てしまう。
「けんとぉ、気持ちいいよぉ。」
よがる彼女の声に反応して腰を思い切り打ちつける。
パンッパンッパンッ
ぶつかる音が部屋に響く。
「あぁ、恋。」
「けんとぉ、大好きだよ。」
名前を呼び合い、愛を確かめる。
「ヤダァ、そこらめぇ。」
彼女の良いところを思いっきり突いた。
「だめじゃなくて、ここがイイんでしょう?」
意地悪くそう言うと彼女の中がしまってくるのがわかる。
「ヤダァ、らめぇ、イッちゃうよぉ、けんとぉ。」
「私もです。イキそうです。一緒に恋。」
「イッちゃうよぉ、けんとぉ、イクゥ、イクゥ。」
「あぁ、恋。」
互いの名前を呼び合いながら共に果てた。
彼女を優しく抱きしめる。
そして、床に落ちている服を拾った。
すると彼女が寂しそうに呟いた。
それがあまりにも可愛くて思わず顔が綻びそうになったが、必死に堪えた。
私らしくないから。
「いえ、荷解きまだでしょう。手伝いますよ。」
淡々と言ってダンボールを指さした。