第28章 ●見縊る●
それから1週間後、悟と2人で討伐任務に行った。
帰りの車の中で手を握られ、弁当作りを頼まれた。
高山がいるからやめてって言ったらやめてくれた。
結局弁当作りは再開させる事になった。
高専に戻って話していたら好きだって言われて壁ドンされた。
おでこにキスされたけど、私が泣きそうだったからすぐにやめてくれた。
そして、頭を撫でられる。
このあったかい手が大好きだった。
だけど、私を待ってる人がいる。
いつものように飲み過ぎないでねと言って外に出る。
外に出ると建人がいた。
悟の手の感触を消したくて、建人の胸に飛び込んだ。
「任務お疲れ様です。」
「ありがとう、建人。」
「夕食を作ったんでウチに来ませんか?」
「ありがとう。お腹減ってるから楽しみ。」
「恋の好きなチーズフォンデュです。」
「やった!」
食事の前にシャワーを浴びて建人のパーカーを着る。
そしてお洒落な部屋でチーズフォンデュを食べる。
「うーん、おいひい。」
とろっとろのチーズを色んな具材に絡めてたべる。
「喜んでもらえてよかった。」
「仕事終わって帰ってこんなご馳走出てきてもう最高に嬉しい。ありがと、建人。」
食べ終わり、建人がシャワーに行ってる間に洗い物をする。
シンクでお皿を洗ってるとシャワーを浴びて部屋着に着替えた建人が戻ってきた。
私の背後に立ち抱きしめてくる。
いつものパターン。
そして太ももを撫でまわす。
その手が段々上ってくる。
「けん、とぉ、エッチ。」
ダボダボのパーカーの裾から手を入れられ、お尻を撫で回された。
「いやらしい下着だ。」
今日はTバックを履いてる。
「いつも色々してもらってるから、サービス。」
お尻を少し突き出す。
「見たい。」
「ちょっとだけね。」
少しだけ、パーカーを上に引き上げる。
「ピンクですか。可愛い。」
ピンク色のTバック。