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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第25章 苛まれる


それ、まるっきり今の僕だ。

「悟くんも逆ギレしちゃったんでしょ?それで昨夜私のとこ来たんだよね?」

「マミちゃんって何か大人だね。」

「色んな男見てきたからね。」

「へえ。」

「実はその元カレとより戻そうと思ってるの。あれから反省したみたいで、最近は真面目にやってるし。バカなのに勉強して資格取ろうとしてるし。それが取れたら給料上がるから私にプロポーズするんだって。私も他の男と寝てみてわかったんだ。やっぱりアイツが好きだって。だから悟くんも真面目にやってたら恋ちゃん戻ってくれるかもよ。」

「そうだといいけどね。」

「あっ、そうだ。ここのポイントカードあったでしょ?あれ元カレの財布からパクったの。別の男と行ってポイント貯めてやろうと思って。」

「元カレもここに来てたの?」

「ううん、アイツはここじゃなくて家の近くにある系列店の方。普通、家の近くでする?そういうとこバカなんだよね。」

「そのポイントカードで浮気がバレた僕は大バカだね。」

「あ、カードなくしたと思ってた。悟くんが持って帰ってたの?」

「うん。ポケットに入れたまま忘れてた。」

「そうなんだ。カードは捨てといてね。もう必要ないから。早く恋ちゃん戻ってくるといいね。悟くんもちゃんと反省して真面目になりなさいよ。」

「は、はい。」

何故か敬語になった。


しかし、頭いてぇな。



ホテルを出てマミちゃんと別れ、スマホを見るとまだ朝の5時だった。


メッセージを確認するけど恋からの返信はなかった。


泣きたくなるような悲しい気持ちを何とか押し込め、伊地知を呼んで家に帰った。



酔いを覚ますために熱めのシャワーを浴びる。


大好きな恋。


本気で惚れた女は恋だけだ。


それなのに僕は……


マミちゃんが言う通り、真面目にやってたら帰ってくるのかな?


だけど、七海が離さないだろうな。


あー、マジ頭痛い。



「恋ちゃーん、よしよしってして。」



何言ってんだ。

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