第24章 ●獲る●
お許しをもらい、恋の前に膝まずく。
念願の白い太ももに口付け、愛撫する。
「アッ。」
小さく声が漏れた。
構わず続ける。
「ンンッ。」
「感じてますか?」
「ンッ、建人のいじわるぅ。」
ああ、可愛い声だ。
手を使い、片方の足をソファの上に上げさせる。
そして舌をももの付け根へ。
舌先で感じる布の感触。
「アン、イヤァッ。」
ももの付け根を舐めながら指を布の上に這わす。
「ンンッ、アァッ。」
「エッチな声ですね。ここ、感じるんですか?」
布の中心をコリコリすれば、いやらしいシミが布に広がる。
「ヤダァ、けんとぉ。」
今にも泣きそうな声。
少し、意地悪が過ぎましたか。
指を離し、体を起こす。
「建人、キスして。」
「喜んで。」
腕を背中に回して唇を重ね、舌を絡める。
このまま、あなたに溺れてしまいたい。
角度を変えながら、深く深く口付けた。
「フゥッ、ハッ、ハァ。」
唇を離してやると、肩で息をする恋。
「苦しかったですか?」
「激しいね。」
「ずいぶんと我慢してきましたから。」
すると私の首に手を回し、顔を寄せてきた。
「おまたせ、建人。」
耳元で囁かれた。
「そんな事されたら、我慢できなくなってしまいます。」
「いいよ。建人の好きなようにして。」
再び囁かれ、頭がクラクラした。
「本当にいいんですか?これ以上は、もう止められなくなりますよ?」
「抱いて。全部忘れたいの。」
その言葉を聞くと同時に彼女をソファの背に持たせかける。
そしてファスナーをゆっくりと下げていく。
露わになる黒いブラ。
「エッチなの着けてますね。」
「食べて。」
レースがあしらわれた黒い布をずらして中にあるものをいただく。
大きめの乳輪を舌で舐め回し、勿体ぶってからピンと立った乳首を舐める。
「アァンッ。」
感じてる様子を見て自分も興奮した。
余裕が無くなるほどに。