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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第24章 ●獲る●


「あ、あの、アイスティー飲みますか?」

「うんっ、ありがと建人。」

笑顔の彼女にアイスティーを差し出し、自分もシャワーを浴びにバスルームに向かう。


さっきのはヤバかった。


熱めのシャワーを浴びながら昂り始めた自分を律する。



シャワーが終わり、ラフなシャツとハーフパンツの部屋着を着た。




「うわぁ、スゴっ。」

リビングへ戻ると、恋がスマホを見ながら独り言を言っていた。



「どうしたんです?」

「スマホの音消してたから気づかなかったんだけど、大量にメッセージ届いてる。」

「五条さんですか?」

「うん。電話帳に入ってる人以外は着信拒否にしてるから、メッセージ送ってるみたい。」

 
五条さんの番号、電話帳からも消したって事か?


「どういった内容ですか?」

一応、聞いてみた。

「謝罪と言い訳。後は、七海とヤるのか?とか、ヤったら教えろって言ってきたかと思ったら、また謝罪、それと恋ちゃぁん、エッチなお仕置きしてくださぁい。とか?」

「最後のはどういう意味ですか?」

「さあ?アイツちょっとMっ気あるから。マミちゃんにいじめてもらえばいいんだよ……オエッ、想像したら気持ち悪くなってきた。」

その時、恋のスマホが鳴った。

「あっ、硝子だ……まさか、悟が電話奪ってかけてたりして。」

「じゃあ、私が出ましょう。」

スマホを受け取り、通話ボタンを押す。

「はい。」

「あっ、七海?」

「はい。家入さんでしたか。」

「うん?どういう意味?」

「いえ、もしかしたら五条さんかもしれないので私が出ました。変わります。」

「待って!七海、どうだった?」

「何がです?」

「まさか、アンタまだチャンス活かせてないの?」

「別に私はそんなつもりじゃ………」

「どうせアンタの事だから弱ってるところにつけ込むのは良くない、とか考えてんだろうけど。ここで動かなきゃ五条から奪い返せないよ。」

「そんな事はわかってます。」

少し強めに言った。
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