第21章 ●焦がれる●
「ああ、恋、イク、ああ。」
オカズはもちろん恋。
スッキリしてからお風呂を出ると恋が貞操帯を持って待ち構えてる。
再び装着され、鍵をかけられた。
「悟、キスして。」
突然、キスを求められる。
「いいよ。」
恋の腰に左手を回し、右手は頭の後ろに回してキスをする。
本当はキス以上の事もしたいけど、それ以上はさせてくれない。
さっきイッたばかりなのにまた反応する。
「イテッ。」
股間を押さえた。
「おっきくなっちゃったの?」
「うん。」
「さて、もうおねむだ。抱っこ。」
そう言って両手を伸ばしてくる。
「まったく、お前は。」
呆れながらも抱き上げてベッドへ寝かせてやる。
「はやくぅ。」
僕にも来いって言ってる。
「行くよ。」
僕の腕にしがみついて眠る恋。
「可愛いね、好きだよ。」
額にキスをした。
2週間後、ついにその日がやってきた。
「うわぁ、豪華な部屋。」
「こちらは当館自慢の鳳凰の間にございます。」
女将直々に案内してくれた。
ま、僕は五条悟だからね。
「もういいよ。何かあったら呼ぶから。」
入り口で早々に女将を引き取らせる。
「悟、露天風呂だよ!」
恋がはしゃいでる。
昨夜は旅行の支度があるからと自分の家に帰った恋。
朝、迎えに行くと着物を着ていた。
「着物!?」
「うんっ。悟好きでしょ?」
「大好き。」
「内風呂もでっかいのがあるよ。」
「本当だぁ!ありがと。」
恋は大浴場には入れない。
蛇が刺青に見えるから。
「恋、おいで。」
サングラスを外し、優しく呼ぶと素直に従う恋。
僕の腕の中に閉じ込めて、見つめ合い、キスをした。
そして、耳に口付ける。
甘噛みすれば、可愛い声が漏れる。
「アァ。」
吐息混じりのセクシーな声。
耳の次は首筋に。
着物の襟を開き、鎖骨を舐めた。
「アァン。」
その声で僕も反応した。
「痛っ!」
「大丈夫?外してあげるね。」
「頼む。」
ズボンとパンツを脱ぐと、恋が跪き鍵を開けて貞操帯を外してくれた。