第2章 ●忘れる●
彼の頭を抱きしめて真っ赤に染まっている耳をペロッと舐めた。
「いやらしい人ですね。」
「だって。建人の耳真っ赤で可愛かったから。」
「可愛いのはあなたの方です。」
そう言うと彼は立ち上がり、私を抱き上げた。
そして優しくベッドへ下ろし、私の上に跨った。
ゆっくりとブラウスのボタンを外された。
今日は白のレースがあしらわれたストラップレスブラの上からピンクのチューブトップ付けている。
彼が私に近づいてまたキスをしてチューブトップを脱がせた。
そして私をうつ伏せにさせた。
「そそる下着ですが、先ずは蛇から。」
蛇の顔の辺りを舐めた。
「ヤダ、それ、すっごく感じる。アァ。」
身を捩りながら感じた。
「良かった。あなたのイイところ一つ見つけた。」
そう言うと執拗にそこばかり責められた。
しばらく責めると、ブラのホックを外して右の胸を触りながら仰向けにさせた。
「けん、とぉ。」
「恋。好きです。」
「私もぉ、建人が好きだよ。」
胸の突起を舌で弄ばれる。
そして彼の右手は私の下着に触れた。
「アァッン。」
思わず大きな声が出る。
「すごいです。もうこんなにも濡れてる。脱がせてもいいですか?」
耳元で囁かれる。
それだけで感じてしまう。
今の私は身体中が性感帯になっているよう。
「早く脱がせて。おねがぁい。」
懇願するとニヤッと笑みを浮かべて下着を脱がせてくれた。
そして、彼の太くて長い指が私の小さな突起にあてがわれる。
「ウッ、ン。アンッ、けんとぉ。」
頭の中がクラクラしてきた。
「これが良いんですか?クリクリ好きなんですか?」
「ウンッ、そこヤダァ、何かヘンになっちゃう。」
「良いですよ。イッて下さい」
「アァン、やだ。何か来る何かきちゃうよぉ。らめぇ!ヤダァ、アァッ。」
触られただけだイッてしまった。
「もう、堪りません。可愛すぎです。コレはどうです?」
さっきイッたばかりなのに、今度はナカに指を入れてきた。
「ヤダッ、らめぇ、ソコらめぇ。」
「ここが感じるんですね。わかりました。」
そう言うと指を抜き、彼は自分の下着を下ろした。
そして財布の中からゴムを出し、自分の昂ったモノに被せた。
「入れますよ。」