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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第2章 ●忘れる●


本当は大丈夫じゃなかった。


和くんはまた人妻と逃げた?
私を置いて?
そんな話聞かされて大丈夫なわけない。

「その手を離せ!」

建人が先生を睨む。

「あぁ、すまない。つい、興奮して。」

先生は我に帰ったかのように大人しくなった。

「先生、ごめんなさい。私、何も知りません。」

先生は何も言わずに立ち去った。

「大丈夫ですか?」

建人が心配そうに聞く。

「肩、痛い。ちょっと見て。」

私はそう言うと左肩を少しだけ出した。

「あぁ、これはだいぶ赤くなってますね。冷やした方が良いでしょう。」


迎えの車を頼み、家路に着いた。
帰る途中、和くんに電話してみたが繋がるとこはなかった。
担任の方にもかけたけど繋がらなかった。



「どうですか?」

「うん。だいぶ良くなったよ。ありがと。」

私の部屋で肩を出し、建人に氷嚢を当ててもらった。

「和之進さんは何をやっているんでしょうね。」

建人が持っていた氷嚢をテーブルの上に置き、深いため息をついた。

「そうね。しかも今回の相手は私の担任。前回は母親だった。」

思い出すとまた悲しくなってきた。
すると、背中からふわりと温かい温もりに包まれた。
建人が後ろから抱きしめてくれたのだ。

「恋、あなたが好きです。」

建人から突然の告白。

「建人?どうしちゃったの?」

私は戸惑った。

「昔からあなたが好きでした。だけど、あなたには好きな人がいた。だから、別の人と付き合ったりしました。けれど、やはりあなたがいい。」

そう言うと彼は私の肩にキスをした。

「…建人。」

「だめ…でしょうか?」

上半身をひねり、建人の顔を見た。
ほりが深くて、綺麗な白い肌。

「いいよ、建人。ねぇ、もっとキスして。」

「あなたって人は…わかりました。」

建人は私の頭の後ろに手を当て、唇を私の唇に重ねた。

始まりは優しいキス。
そして段々と深くなる。
舌を絡ませて求め合った。
口の端からヨダレが垂れるほど。

その内、私はゆっくりと押し倒された。

「恋。いいですか?もう、我慢できそうにありません」


建人の余裕の無い顔なんて始めてみた。


「いいよ」

そう言って笑うと、彼は私の首筋に顔を埋めた。 

「アァ、ンッ」

首筋から肩にかけて執拗に愛撫されるから卑猥な声が止まらない。
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