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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第2章 ●忘れる●


「あぁ、これは…とてもキツい。」

「アァンッ、気持ちイイ。」

「ここ、ですか?あなたのイイところは。」

「ウンッ!そこぉイイ、アァ、らめぇ、けんとぉ。」

あまりに気持ちよくて私はすぐにイッてしまった。

「ううっ、私ももう限界です。」

建人もその後すぐにイッちゃったみたいだった。




「本当に良いんですか?付き合うって事。」

情事の後、着替えをしていると建人が真剣な表情で聞いてきた。
私は思いっきり背伸びをして建人にキスをした。

「これが答え。」

私が笑顔で言うと、彼はまた耳を赤く染めた。

「ありがとう恋。」

恥ずかしそうに言った彼にときめいた。

その日の夜、高専から電話があった。
教師が生徒の保護者と駆け落ちなど前代未聞の事態だと言われた。
そして、その教師の夫もまた高専の教師だということもまた波紋を呼んだ。
私はしばらく休学していろと言われた。

結局、高専京都校には戻って来ない方が良いという判断がくだされ、私は東京校へ転入する事になったのだ。
建人と同じ学校だからむしろ私的には良かったのだけど。


和くんとの事をなかった事には出来ない。


けれど、彼への想いは忘れる事にした。





………現在

「建人、もう帰っちゃうの?」

私のベッドでひとしきり愛し合った後、服を着はじめた建人の背中を寂しく思いながら見つめた。

「いえ、荷解きまだでしょう?手伝いますよ。」

そう言いながら部屋の角に置いてある段ボールを指さした。

「あっ、うん。ありがと。今日はいきなり任務で時間なくって。」

「夕食は宅配ピザでいいですか?」 

「う、うん。お任せします。」

全く、これではどっちが年上かわからない。
建人とはいつもこんな調子だ。

3時間後、片付けと食事が終わり建人が帰って行った。


夜、眠りにつこうとしたがなかなか眠れなかった。
おそらく今日色々あったからだろう。
転校初日にいきなり任務。
新しい友達にあの五条というクラスメート。


何で五条の事なんか考えているんだろ?


頭を左右に振って目を閉じた。
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