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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第21章 ●焦がれる●


硝子ならやりかねないな。


納得。


「いやいやいや、だからって何で恋がこんなもん使うんだよ。」

こんな物、全力で否定してやる。


俺はM男じゃない!


「硝子が浮気防止にいいって言ってた。」

「そりゃそうだろうよ。勃たないんだから。つーかこれ、トイレどーすんの?」

「先っぽは穴空いてるから大丈夫。空いてないやつもあるんだって。なんならそっちにする?私の許可なくおしっこも出来ないように。」


想像して身震いした。


「それだけはやめてくれ。」

「じゃあ、コッチにする?」 

手に持ってる貞操帯を僕に見せつける。

「いや、そういう意味じゃ……」

「これをハメてぇ、そして、鍵かけるの。鍵は私がこうやって首にかけとく。大丈夫よ、ときどきはちゃんと外して洗ってあげるから。」


そう言って鍵付きのネックレスを取り出した。


「洗ってくれるのは嬉しいけど。」

「でしょ?その時に射精もさせてあげるね。あっ、でも射精管理なんだから私が良いって言うまで出しちゃダメよ。」

「お前、何か楽しそうだね。」

「うんっ、楽しい!悟っていじめられると凄く可愛くなるから。」

「いつからそんなドSになったの?」

「誰がこんなにしたの?」

「ぼ、僕?」

「うん。だって悪さばっかりするんだもん。お仕置きしなきゃ。」

「嫌って言ったらどうするの?」

「他の男にコレ着ける。」

「他のってまさか七海?」

「うん。お願いして着けさせてもらう。」


多分、アイツなら断らないんだろうな。


未だにコイツに惚れてんだから。


「わかったよ。つけりゃいいんだろ?」

「わーい!」



結局僕は恋の強い押しに負けた。


自分が蒔いた種だけど。


恋がこんなドSになるなんて。




「これで良しっと。はい、出来た。」

僕の大事なところに金属で出来たカバーを装着された。

これで、射精はおろか勃起すら抑制されることとなった。

恋は小さな南京錠に鍵をかけ、その鍵を自分の首にかけた。

これでもう、自分では外せない。
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