• テキストサイズ

流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第20章 憤る


今までと全然違う。


まるで別人。


みゆゆは芝居だったのか。


それともこれが芝居?


どっちでもいいや。




結局、直哉一行は尻尾巻いて逃げ帰った。


嵐が過ぎ去った気分。



すると突然、土下座ショーが始まる。

「恋、この通りだから。ごめんなさい、許してください。七海も悪かった、疑ったりして。」


「乳牛とヤッたくせに。」

そう言うとだらだらと言い訳を始めた。


何が酒飲まされただよ。


無理矢理飲ませられる訳ないでしょ?


どうせ、あの雌牛の乳に見惚れてたに決まってる。


「良かった?あのホルスタイン。スタイル良かったでしょ?おっぱいおっきかった?」


自分で言ってて悲しくなった。


最後の方は涙声になった。


「恋、泣かないで。ごめんね、本当にごめん。」 


何でこんなバカ男に惚れたんだろう?


私もバカかもね。1週間寝ずに泣いてた。


あーあ、バカらしい。


そう思ったら急に睡魔が………


「バカ…………」


そこからの記憶がない。


もしかして寝落ち?


みんな、具合悪くて倒れたと思ってるだろうなぁ。


ただ、寝てただけだとは言えない。


どうしよう。




その時、頭に何かが触れた気がした。


あったかい。


誰かが撫でてくれてるのかな。


心地良い。


大きな手。


誰だろう?


建人?


それとも……


ゆっくりと目を開く。


「……寝てるし。」

私の頭に手を置いたまま、ベッドに突っ伏して寝ている悟。


手を退けて起き上がった。


「恋、よく寝てたね。」

コーヒー片手の硝子が椅子に座ってこっちをみてた。

「今何時?」

「朝の5時だよ。しかし、寝落ちするとは。」

「やっぱバレてた?」

「私を誰だと思ってんの?」

「だって、安心したら急に眠気が。」

「七海から聞いた。禪院直哉だっけ?しかし、アンタも変わってるよね。色素の薄い男にばっかり言い寄られて。」

「色素の薄い男?」
/ 417ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp