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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第19章 掛かる


みゆゆの運転で高専へ帰る。


車が高専へ近づくにつれ、みゆゆの口数が減っていく。

どうしたものかと思いながらもとりあえず様子を見る事にした。

高専の前へ来た時、路肩に止まる高級外車が目に入った。そしてその近くに数人の人物が立っていた。

「あれ?恋じゃん、それに七海……それと、アイツ!?」

その時、ほんの一瞬だけみゆゆに緊張が走った。


それで全てが見えた。


ここまでほんの数秒。


「斎藤さん、止めて。」

急ブレーキがかかり、車が止まった。

「すみません、五条様。」

みゆゆこと斎藤美由が誤った。


ふーん、みゆゆは芝居だったんだ。


すっかり騙されちゃったな。 


とりあえずアイツの父親に電話。


「あー、お宅の末っ子殺していい?」

「すまん、アイツはウチでシメる。」

「りょーかい。」


電話を切り、車から降りる。

「やあ、直哉!久しぶりだね。」

サングラスを外し、笑顔で挨拶。


だけど目は笑わない。


じっと見つめる。


「いややわぁ、そない見つめられたら勘違いしてしまいそうやわ。」

「僕は見事に勘違いしちゃったけどね。」

「な、何のことやろ?」

とぼける直哉。

ふーん、そう来るか。

とりあえず軽ーく脅しを入れただけであっさり認めた。

あの画像は合成だった。


何で最初に気づかなかったんだろう。


「お前ら何言ってんの?」

そこで恋がキレた。

声をかけ、必死に謝ったけど怒りはなかなか治らない。

当たり前だけど直哉にもブチ切れてる。


「男を立てられへん女は背中刺されて死んだらええ。」

そんな事言ったら女なら誰でもキレそうだけどな。

「女を蔑むような男は金玉潰されて死んだらいい。」


恋ちゃんドS。


だけど、七海のひと言で急に大人しくなる恋。


「凹むなぁ。」

って言ったら、バカ白髪って言われた。

直哉はつり目金髪って言われてるし、みゆゆに至っては乳牛女だもんなぁ。

でも、七海が言えばしゅんとする恋。


可愛い♡
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