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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第19章 掛かる


次の日はちゃんと高専に行って授業をした。

恋とだって仕事の話は普通にした。

仕事は仕事。プライベートは持ち込まない。

恋もそこは徹底している。

そういう恋が好きだった。


どうしても恋を目で追ってしまう。


硝子みたいに目の下にクマ出来てる。


もしかしてあんまり寝てない?


まさか七海のヤツ、一晩中寝かせないのか?


そんなバカな事を考えていた。


みゆゆは人前だろうと何だろうとお構いなしでベタベタしてくる。

恋はその点、慎みがあった。


どうしても恋と比べてしまう。



昼休み、硝子に呼び出された。


「アンタ、ほんっとうにクズだね。」

タバコをふかしながら僕を蔑む。

「先に浮気したのは恋だろ。」

「アンタは頭が悪いのか?」

呆れ顔の硝子。

「何だよ。」

「恋と七海だよ?そんな事すると思う?恋はともかく、あの七海が人の女に手出したりするかね?」

「七海だって男だ。恋に惚れてたらそういうこともあるんじゃない?」

「だったら尚更ないね。惚れた女に浮気させたりしないよ、七海は。アンタとは違うの。」

「な、何だよ!僕は証拠写真見たんだからな!」

そう言ってその場を去った。


でも、硝子の言ってる事も一理あると思った。



それから一週間、教師の仕事も任務もちゃんとこなしながら、恋の事を気にしつつもみゆゆとの関係を楽しんだ。


一週間後、任務の司令が下り補助監督みゆゆと共に現地へ向かった。


「何だよ、楽勝じゃん。」

あっという間にカタがついた。


「は、早いね。」

「ん?いつもこんなもんじゃない?」

「そ、そっかぁ、さすが悟。」


何となく、みゆゆの様子がおかしかった。
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