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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第17章 嘲る


「何だか…気持ち悪い。」

悟が他の女と交わってる姿を見て吐き気がした。 

私のお気に入りの枕を他の女が使ってる。

「私もよ。何でこんなの見せられなきゃならないの?斎藤のヤツ!」

「ごめん、硝子。巻き込んじゃって。」

「恋が謝る事ないでしょ。悪いのはあの2人なんだから。」

「そうだけど。」

「とりあえずコーヒーでも飲んで落ち着こう。」



硝子が入れてくれたコーヒーを飲みながら気持ちを落ち着ける。

「ハァ、今日授業あるし行かなきゃ。会いたくないなぁ。」

「何言ってるの?会って問いたださないと。そもそも泣いてたから慰めたって何?何で泣いてたの?そこも意味わかんないでしょ?何なら私が聞いてもいいけど。」

硝子は自分の事のように怒ってる。

「そうだね。聞いてみる。」 

スマホを出して悟にかける。


しばらく呼び出し音が鳴った後、

「もしもしぃ?」

斎藤が出た。

「悟だして。」

短く言った。

今この女と話したくない。

「さとるぅ、怖い女から電話だよぉ。」


朝から嫌な声聞いたな。 


「お前、何やってんだよ!?」

悟の慌てる声が聞こえた。

「もしもし恋?どうした?」

「そこどこ?」

「えっ?えっと、ここは、どこだ?さあ?どこだろうな。任務が長引いちゃってさぁ。」

見え見えの嘘。

「えー、さとるひどぉい。自分ちに連れ込んだくせにぃ。」

斎藤の声が聞こえる。

「ふーん。連れ込んだんだ。」

「あっ、いや、その、これは………恋、お前が悪いんだよ。」

あたふたしていた悟の声が急に変わった。

「私?」

「ああ。お前、七海とヤッてるだろ。」

その言葉に耳を疑う。

「何言ってんの?」

「とぼけんのか?」

「とぼけてなんかない。自分のこと棚に上げて何言ってんのよ!」

「ねぇねぇ、さぁとぉるぅ?、ねえってばぁ。」

また斎藤の声。 


気持ち悪い。


電話を切った。
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