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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第14章 ●逃げる●


「あっ、そう言えば。昨日、夏油にも頭撫でられた。」

ふと思い出した事を口にしてしまった。

「それ、どういう事?詳しく説明してくれる?」

怒ってる悟。

「私、灰原見て気が動転してて。建人もボロボロで、もう完全にパニクっちゃって。」

「それで?」

詰問されてる私。

「夏油が頭撫でて落ち着かせてくれた。」

「ふーん。嬉しかった?」

「何言ってんの?後輩が死んでるんだよ?嬉しいわけないでしょ?喧嘩売ってんの?」

キレる私。

「うわっ、ママごめんなさぁい。許してぇ。」

急に擦り寄ってくる悟。

「だからママって呼ぶな!」

悲しかった気持ちがすっかり怒りに変わってて、涙は止まった。




それから更に数日経った。

「あと2日だねぇ。」

悟が嬉しそうにスキップしている。

「何があと2日なの?」

わざととぼけてみる。

「エッチな恋ちゃんを食べる日。」

耳元で囁かれる。

「ちょっとやめてよ。あと2日で禁欲開けるけど、するとは言ってないし。」

「大丈夫!ちゃんとその気にさせるから。」


何が大丈夫なんだろう?


「その気にならなかったらどうするの?」

「ちゃんとムード盛り上がるように色々計画してあるんだよ。」

「ムード?何だかわかんないけど、目立つ事だけはやめてよね。みんなに言いふらすとかさぁ。」

「大丈夫、大丈夫!この最強男、五条悟に任せなさい。」


いや、アンタだから心配なのよ。


「おーい!恋。任務だ。」

先生に呼ばれた。




任務の説明を受ける。

「今回の任務地は〇〇山の廃村だ。歌姫と一緒に行け!」
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