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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第13章 ●ハマる(五条の場合)●


硝子が低い声で言った。

「お前には関係ねぇだろ?」

「関係ある!」

「あぁ?お前、誰に向かって言ってんの?おーい、恋!いるんだろ?出てこいよ。話がある。」

「やめて!五条。ミサト先輩とどうなってるのか私に教えて。」

「お前何言ってんだよ?俺はアイツに話があるんだよ。」


すると、奥から恋が出てきた。

「悟。」

「恋、お前先輩に何言った?」

「えっ?な、にって……」

「お前、俺の事、何とも思ってないって言ったの?」

サングラスを外して見つめる。


怯えたような瞳。


「は、い。」

「ふーん。そっか。」


バタン

ドアを乱暴に閉めた。



悔しかった。


こんな振られ方あるか?




高専を出て、その足で先輩のマンションへ行った。


「ミサト」

「悟、おいで。」


俺は、先輩を抱いた。

恋を忘れるために。



あの怯えたような恋の瞳が脳裏に焼き付いて離れない。




怯えたような瞳、俺はその意味を履き違えていた。



その日から一週間、先輩のところに居座り、授業をサボった。

傑からは毎日電話がかかってきたけど無視した。


恋からはかかって来なかった。
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