第13章 ●ハマる(五条の場合)●
その声に煽られ、気づけば先輩のお尻を撫でていた。
「五条、おいで。」
先輩に手を引かれ寝室へ行った。
ベッドの側でまたキスをして、先輩は俺のベルトに手をかけた。
俺も先輩のスカートを脱がせた。
その後お互いにトップスを脱ぎ、下着姿になる。
そして俺は先輩をベッドへと押し倒した。
「五条、アァン」
「悟って呼んでよ。」
「悟、私もミサトって呼んでぇ。」
「あぁ、ミサト。」
先輩は胸がデカくて腰は細くて。
とても色っぽい体で。
めちゃくちゃ美人で。
テクも凄くて。
口でされたらすぐにイッた。
そして先輩は俺の上にまたがり、自分で入れた。
俺の上で腰を振るいい女。
たまらなかった。
俺も下から突き上げた。
「アァンッ、悟のおっきいよぉ。アァッ、良いところあたってるぅ、もっとついてぇ。」
エロすぎだろ。
「面白い女が転入してきたんだ。」
エッチの後、先輩の長い髪を弄りながら言った。
「面白いってどんな子?」
「体の中に蛇飼ってんの。だけど、まだまだ弱くて。だから今は山にこもって修行してる。」
「山ごもり?今時、そんな事する人いるのね。」
「何かと笑わせてくれるヤツだよ。」
「可愛いの?」
「……地味な顔だよ。」
「地味ねぇ。悟、もしかして禁欲もその子と関係ある?」
「まあ、あるっちゃある。」
「その子にハマってるの?」
「ハマってる?どうかな。」
本当はどっぷりハマってる。
なのに先輩には言えなかった。
恋の事は好きだけど、先輩も失いたくない。
俺は卑怯者だ。
それから先輩とちょくちょく会うようになった。
好きだった先輩を好きに抱けるなんて夢のようだった。