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赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】

第4章 急接近






「さてー…」


湯を浴び、部屋に1度戻り、今度は食事のためにオビに声をかけるために、部屋の前まで来た。



コンコンコン…



「........」



(…あれ?いない?)



しばらく待つものの、部屋からはなんの音沙汰もない。



「…まぁ、いっか」



あかねは多少気にしたものの、いつまでも待つ気はなく、食事をする部屋へ向かった。




コンコン…

ガチャ



「おはよー」



「おぅ、おはよう」


先に席に着いていたゼンと木々、そして



「あかね嬢!」



「ん?........なんでいるの?」



なぜかオビが先に部屋の中にいた。



「湯殿でミツヒデの旦那に会いまして、連れてきてもらいました」



「ミツヒデ?」



「あれ、俺のこと探してました?」




オビがあかねに近づき、顔をのぞき込むように尋ねた。




「…そんなことない」



そう答えたあかねは、オビの横をすり抜け、いつもの席に座った。




ガチャ…


「お、あかね、おはよう」



「..............はよ」




「な、なんだよ…機嫌悪いな

俺何かしたか!?」




いつも通り挨拶してきたミツヒデに対し、何となくムッとしたままのあかね。



そこに食事も届き、5人で食事を始めた。


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