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赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】
第1章 出会い
「あ」
フードを開けると
そこには鮮やかな赤い髪の女がいた。
「……変わった髪を持ってるな?」
「そうですね
よく言われます」
(しまった…)
白雪は苦笑いしながらゼンの問に答えた。
「そ、それより
あなたさっき
落ちて右手を痛めたんじゃ?」
「…それがなんだ」
「私薬剤師の仕事をしててー…
湿布薬とか持ってるのでよければどうぞ」
鞄の中から湿布薬を探し、ゼンの前に出す。
「薬?
ふーん
いらない」
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