• テキストサイズ

赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】

第1章  出会い





「君を罪人としては
噂が真実だと認めるようなもの



ーーーーそこで私の名誉回復のために



そちらから私の愛妾になりたいと

申し出てもらう




ただの街娘とはいえ
女性に恥をかかせたくはないと

胸を痛めた私が受け入れ

解決だ」




ラジの訳の分からない話に


(…........幻聴?!)


「冗談…」



「ああ!

偶然とはいえ



…嫌とは言わせない

材料ができて幸運だった」


ラジは、そう言いながら、部屋のテーブルにあった籠から林檎を1つ取り出し、白雪に差し出した



「ご友人へのお見舞いに

おひとついかがかな?

白雪どの。


あぁ、一緒にここへ来たあの美しい銀髪の女も

君と共に迎えよう。」


白雪は林檎を見つめて、言葉が出なかった。



「ーーー私としても


これほど目を楽しませる娘とわかれば

遠くへやるのは惜しいからな」



林檎をわざと床へ落とし、白雪の髪に触れるよう手を伸ばすラジ。



パシっー…



/ 256ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp