• テキストサイズ

赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】

第10章 護衛





ガチャ・・・


「あ、ゼン、おかえり」


そこには、書類を片付けるあかねがいた。


「あぁ、ここにいたのか
オビが戻ってきたぞ」


「うん、さっき会ったよ
途中まで一緒にいたけど、
ゼンの姿見かけたから、報告に行くように言ったの」


「なるほどな」


そう話す後ろから、ミツヒデ、木々、オビが戻ってきた。


「あかね、お疲れ様」


「木々、おかえり」


「あかね嬢、俺にもおかえりは?」


「・・・」


木々とあかねの元に流れていた優しい雰囲気は、オビの一言でなくなった。


「ちぇ・・・

それで主、何があったんです?」





オビはゼンに視線を向け聞くと、ゼンはラジの発言、そこから城内の関心が白雪に向いていることを告げた。


「それは・・・ちょっと気になるな
今後も増えるんじゃないのか?」


「かと言って
白雪にずっと付いていることも不可能だ
それこそ、あいつにも仕事があるからな」


ふーーーっと深いため息を着くゼン。


「ゼン?」


そんな様子を見て、木々が名を呼ぶ。


「・・・考えがあるにはある」

/ 256ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp