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赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】

第9章 ラジ王子の訪城





「あ・・・白雪!」


「!あかねさん!」


城内を歩く白雪を見つけ、あかねは声をかけた。


「元気?・・・あの時以来だね?」


「はい!元気ですよ!
あかねさんは、変わらずイザナ王子のもとに?」


笑顔で言う白雪に、あかねは、あぁ、ゼンが言っていた通りだなぁ・・・と思って、自然と笑みがこぼれた。


「あかねさん?」


「ん?あぁ、さっきね、イザナ様からゼンの方に戻っていいって言われたよ!
もう、イザナ様ってこき使うから疲れちゃうた!

白雪は、どこか行くの?」


あかねは肩をクルクル回しながら、冗談交じりに言うと、白雪も笑っていた。


「あ、はい!
薬室長へ被覆剤を届けに行くんです!」


「薬室長、最近会ってないなぁ・・・
一緒に行っても良い?」


「もちろんです!」


あかねと白雪は一緒に歩き始めた。


中庭に出ると・・・




バッタリ。

「「!?」」

「「!!!」」



あかね、白雪、ラジ。

3人は固まってしまった。


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