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赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】

第7章 第一王子の帰還





「これから、客人と会うことになっていてね、
そこに立ち会ってくれ」


「!?」


「これに客人の名と入退室の時刻を書く
その仕事をあなたにお願いする」


「イザナ様!
それなら私が・・・」


「あかねは、俺の隣にいてもらう。」


イザナは、あかねの口元に人差し指を当てて黙らせる仕草を取った。



「あなたの知らない者達だろうが
おそらく向こうからあなたに名乗る」


「・・・・・・

ま、待ってください

何か私に関係のある席なのですか?」


「いいや?」


「でしたら、
私のような部外者が立ち会っては・・・
邪魔になるだけかと・・・」


白雪のその言葉に、イザナはスっと白雪の前に立ち、白雪に目線を合わせて


「面白いことを言うね

今更」


ゾクッ・・・


「さぁ、時間だ!
座りたまえ」



「まずは」


「殿下

おみえになりました」


「入室時間を」


衛兵に連れられ、客人が部屋に入ってきた。
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