• テキストサイズ

赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】

第6章 ラクスド





カッカッカッ・・・

ゼンが廊下を歩いていると


「主!」

バッと、近くの木から顔を出すオビ。

そのまま廊下に飛び移り、しゃがんだ。


「なんか、難しい顔してますね」


「オビか・・・外、異常ないか?」


「そっちこそ
何か異常ないですか?主」


そう言うオビを、ゼンはじっと見つめたあと

「・・・白雪、見たか?」


「見ましたよ」


そう答えたオビ。

その時、2人は近くに人の気配を感じた。


「・・・・・・」


「・・・下がっても?」


ニッと口角を上げて言うオビに、ゼンは

「あぁ、ありがとな

あと、あかねを頼むぞ」


と声をかけ、オビは「承知しました」と言い、行ってしまった。


「よう

通って構わないぞ」


そう言うと、白雪が柱の影から出てきて、ゼンはそんな白雪にニコッと笑顔を見せて手を振ると、白雪も手を振り返した。

/ 256ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp