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赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】

第6章 ラクスド





ゼンは、兵たちと今後の日程について確認を行っていた。


すると、兵の1人が時計を見て

「っと
もうすぐ見張りの交代時間か」

と言った。


「なぁ、煎じ薬ってまだある?

体力回復のやつ〜」


「いえ、あれは

先輩たちの起床時間に合わせて
白雪どのとあかねどのが作っているものなので」


「え?そうだったの?」



「その前に、何度も飲んだらダメだろ」



と話していると、その様子を見ていたゼンは、ソファにドサッと座りながら




「・・・それ、全員飲んでるのか?」


と聞くと、

「はい!
経過記録がしてありました」



それを聞いてきた木々が、ボソッと


「今、三交替体制だったよね

8時間ごとに兵が起きる・・・」


ゼンは手で目元を隠しながら


「・・・だよな・・・・・・」


と呟くと、見張りの男が



「白雪どのとあかねどの・・・

いつ寝てるんでしょう」


と言い、その場にいたゼンと木々以外の全員がはっ・・・とした。




「ゼン」


「わかってる。
あかねは、オビに任せることにするよ

フォロー頼めるか?」


「承知しました」


ゼンは木々と短く会話し、部屋を出て白雪の元へ向かった。

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