第6章 ラクスド
オビは自分の武器を手に取り
「盗賊退治に
切り替えますか!
そっちなら得意分野だ」
嬉しそうに言うオビに、
「お前はそうだろうな
とりあえず しまえ」
ゼンは冷静に返した。
「・・・・・・」
「得意分野・・・」
「木々」
木々とあかねは意見があったようで・・・
「「白雪を応援に呼んだら?」」
2人でゼンに言うと、ゼンはギクッと肩をふるわせた。
「あの子なら
兵たちの身に何が起きてるか
分かるかもしれない」
「すぐそこの街にいるんだし、ね?」
木々とあかねの言葉に、
「ーーーだな
そうしよう
ここを助けることが先決だ」
「よし、わたし行ってくる!」
あかねは行き良いよく手を挙げ、そのまま繋いでいる馬の方へ行こうとするが
「おいおい、あかねの馬だと暴れるかもしれないだろ」
「あ・・・・・・」
早く動きたい気持ちが出てしまったが、それで行きもミツヒデの馬に乗せたことを思い出した。
「ったく・・・
ミツヒデ、悪いが頼めるか?」
「行ってくる」
ミツヒデは笑顔で答え、馬に乗って街に向かった。