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赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】

第6章 ラクスド






薬室ー・・・


カッ!


「ラクスドの東・・・
ここで決まりね

早速手配しましょう」


「薬室長

薬草を買いに行く街を決めるだけで
地図に穴を開けんでください」


練習したんですか?と、嫌味のように言う八房を無視し、薬室長は


「雪原が綺麗でしょうね

さーあ
誰に言ってもらおうかしら」



「俺が行こうか?
外出先から近い」


いつの間にかゼンが薬室長の部屋の窓の外におり、さりげなく会話に混ざってきた。


「!?

いつの間に・・・

いえ
いくらなんでも
殿下におつかいは頼めません」

そう薬室長は頭を下げ

「ですが、殿下はどちらへ?」



「俺は砦に・・・」


ガチャッー・・・


「あれっゼン!」


白雪とリュウが、薬室長の部屋へやってきた。


「よう」


「あぁ、白雪くん
ちょうど良かった

リュウもおかえり」


「うん」


「薬草の調達先が決まったから
行ってきてちょうだい」


薬室長は、白雪へお使いのメモを見せながら言った。


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