第1章 出会い
「そもそも俺の着地失敗は
半分はお前のせいだったな
責任もって
痛みが引くまで面倒を見てくれるんだよな?」
ゼンは、左手で白雪の肩をガシッと掴み、ニヤッと笑いかけた。
「ここは俺たちの遊び場で
ただの空き家だ
何日居ても問題ないぞ
なぁ!
木々!ミツヒデ!あかね!」
ゼンは、3人の方を向いて聞いた。
「そうだけど……
ゼン、そんな自分勝手にことを決め…」
「ほらな!!」
ミツヒデの言葉にかぶせながら、ゼンは白雪を説得する。
「せきにん…」
白雪はゼンに言われるがまま、反論できなかった。
「止めてもムダだな…」
「ね。私たちがなんて言おうと、ゼンは決めたら意見変えないし。」
木々とあかねは、苦笑いしながら言葉を漏らした
「とりあえず、中に入ろうか」
木々は白雪に声をかけ、全員で家に入ることにした。