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古の過去と遠い記憶 (カゲプロ)

第3章 Memory that has been forgotten




「ちがっ!!……誤解だって!!
エネが大袈裟に言ってるだけで!!」
「ご主人-?嘘は駄目ですよー?私、しかとこのぱっちりな二つの目で見ましたもんー」


『……ふふ』

「?…どうしたんすか?」


そんな2人のやりとりに思わず笑みがこみ上げてきた。
押さえることなく声に出して笑うと、隣にたってるセトがいち早く気づく

『二人のやり取りがとても面白くて…』


「…は変わらないっす、前のもこうして笑っていたんすよ?」


セトは優しく笑い私の手をとると同じように包み込む。
まるで愛してる人に向けるような視線に
気まずさから視線を逸らす。


「今日はの調子も良さそうだし、久しぶりに皆で出掛けない??」

カノさんが、楽しそうにどこか行きたいとこある?って聞いた。
どこか行きたいところはないと答えようとしたら、
一瞬、脳裏に浮かんだのは遊園地。
何だが、皆で楽しく遊んだような遠い記憶がその一瞬の中にはあってそこに行きたいと伝えたら皆は快く受け入れてくれた。

「遊園地か…久しぶりだな」

「遊園地…まじかよ」

「ご主人~?せっかくさんが行きたがってるのだから、空気読まなきゃ駄目ですよ??」

「遊園地なんて久しぶりです!マリーちゃん、一緒にジェットコースター乗ろ!」

「うん、あとね、メリーゴーランドにも乗りたいっ!」

皆それぞれ(一部を除いて)楽しそうにおしゃべりをし
一旦荷物等を用意するべく解散となり、10時にアジトに再集合となった。



「、マリー、今日も暑くなるんすから、水分補給はこまめにしなきゃ駄目っすよ?」

「まるで二人のお父さんだな」

「っな?!ち、違うっすよ!そんな関係望んでないっ…あ、えっとそのつまり…」

キドさんの言葉に、セトが狼狽えては周りが更にセトをおちょくる。
そんな皆のやり取りが見ていて楽しくて、
遊園地についたら何に乗ろうかなとか、どんな美味しいものがあるのかと期待に胸を膨らませながら
カバンに必要なものをいれる。










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